抗弁書?経緯書?チャージバック?
クレジット会社へ送る書類について調べていると、色々な名前を目になさると思います
疑問もたくさんありますよね
抗弁書ってなに?
経緯書ってなに?
異議申し立て書ってなに?
チャージバックってなに?
私もよく分かっていませんが…💧
(記載した情報が間違ってたら教えて下さい)
ご自身でクレジット会社へお電話なさる場合も必ず担当者様に確認してから申請手続きを行ってください
Twitterで同じようにチケットを購入してしまった方に情報提供していただいたので簡単にまとめてみました。
まず抗弁書ってなに?からです
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支払停止の抗弁権、条件
次のような問題があるときに、クレジットカード会社に支払停止の抗弁を申し出ることが出来る。
○商品が見本やカタログ等と違っている
○商品が引き渡されない、サービスの提供がない、または遅延している
○商品やサービスに欠点や欠陥などがある
○商品やサービスの販売条件となっているサービスの履行がない
○脅迫・強要や詐欺の場合
○勘違いなどによる意思表示の場合
【⠀但し、以下に該当する場合には、支払停止の抗弁権の対象外となるので注意が必要だ⠀】
A. 支払期間が2月未満の取引
B. 割賦販売法の適用除外となる権利の契約
C. 商品やサービスの購入が、購入者にとって商行為になる
D. 4万円未満(リボ払いの場合は、現金価格が3万8千円未満)
対象外となる条件で注意したいのが「A. 支払期間が2月未満」である。この条件に合致するクレジットカードの支払いは「翌月一括払い」のみである。つまり、「翌月一回払い」で払うと支払停止の抗弁を申し出ることができないのだ。また、リボ(リボルビング)払いでは3万8千円未満、それ以外の支払いでは4万円未満の場合も、支払停止の抗弁を申し出ることができないので気を付けたい。
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とありますように、よく聞く「抗弁書」というものは、割賦販売法に定められている条件に当てはまり抗弁権を持つ人が使うことができます。
分割払いやリボ払い以外の方には抗弁権がありません。
じゃあどうしたらいいの?
ここで「チャージバック」という言葉が出てきます
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「チャージバック」とは、クレジットカードを保有するお客様が不正使用などの理由により利用代金の支払に同意しない場合に、クレジットカード会社がその代金の売上を取消しすることです。
その結果、販売元である加盟店様はクレジットカード会社に利用代金を返金しなければならず、さらに商品も戻ることはないため、損害が発生します。
購入するお客様にとっては安心できるルールですが、事業者様にとっては痛手となるため、多くの店舗でビジネス運用費用の中にチャージバックによる損失分も想定して計上しています。
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とありますように、「チャージバック」というものは特に法律で定められている訳ではなく、国際ブランドのクレジット会社間での取り決めという感じです。
私を含めて「キャンセル成功した!」「返金してもらった!」という人達の中にもチャージバックの制度を利用した人もいらっしゃるのかなあと思います。
更にこんなふうにも書いてあります
--------以下貼り付け-------
チャージバックが頻繁に行われるようになり、加盟店の1ヶ月の売上全体に占めるチャージバック率が一定の金額を超えた場合、加盟店資格を剥奪されるか、数千万円単位に補償金を取引銀行に預けなければならなくなるため、決済代行会社(加盟店)としては、チャージバックをされる前にカード売上を取り消す(赤伝処理「リファンド」)措置を講じる場合が多いです。
このため、販売会社、決済代行会社、クレジットカード会社にはその提携関係上、力関係が存在していることから、チャージバックの援用を効果的なものにするためには、3社全てに対し、販売会社が如何に違法な行為を行ったか等を法的根拠を踏まえて主張する必要があります。
又、チャージバックには一定の期間が設けられているので、クレジットカードを利用した契約の成立過程に問題がある場合や、その契約により受領した商品やサービスに問題がある場合、又、カードの利用明細に身に覚えのない請求があった場合には、可及的速やかに、クレジットカード会社に対しチャージバックの援用を行う必要があります。
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チャージバックされることがあまりにも多いと加盟店から外されてしまうようです。
なので通常はチャージバック申請が来てから加盟店(私たちの場合はviagogo)は取引の正当性を主張してクレジット会社とやりとりするはずが、チャージバックの申請が加盟店へ上がる前に売上の取り消しする場合もある。
というのが印象的です。
ですので、とりあえず支払い保留をしてもらえるようにクレジット会社に交渉しましょう。支払いが止まればチャージバックを起こされる前にviagogo側がキャンセルを承認するかもしれません。
抗弁やチャージバックの申請をするには、購入するまでの経緯や自分で交渉してみた経過をまとめた書類を送ることが多いようです。
私は消費者センターで用意してもらったA4の横書きの紙に描きましたが、電話するとクレジット会社が書式を送ってくれるようです。
この経過をまとめて理由を述べて「この取引を解約させてください」ってまとめたものを経緯書とか異議申し立て書とか呼ぶようです。
更にviagogo特有の焦らせるサイト作り等が分かるスクリーンショット、公式サイトが転売行為禁止と記載しているスクリーンショット、自分とviagogoのやりとりのスクリーンショットなどの証拠を添付書類として同封します。
消費者センターの方の協力が得られれば、どの証拠が有利に働くのか取捨選択してもらえますので、とにかくたくさん用意しましょう。
その資料を使用してクレジット会社がviagogoに対して交渉を行っていくというような動きです。
私のつたない説明で1ミリでも皆さんに伝わったか心配なところではありますが以上です。
いっぱい引用もして聞きなれない言葉や詳細も載せましたが、ざっくり以下の2点です。
☆クレジットカードでふた月を跨ぐ支払い方法の場合は抗弁権が発生し、抗弁書を作成することができる。
☆一括払いの場合でもチャージバックを申請することができて(あくまでクレジット会社の判断です)、その際に経緯をまとめた書類の作成をすることができる(経緯書、異議申し立て書)。
ですがここでもほんとにケースバイケースで、一括払いだったけど抗弁書作ったよって人もいました。
抗弁が上手く通らなかったら、チャージバックの交渉に切り替えるって言われましたという人もいました。
電話だけでなんとかなったよって人もいました(かなり特例だと思います)。
あと、未成年の方なんかは受け付けてもらえる確率が高いようです。
どのページでも書きますが各クレジット会社や各担当者によってケースが様々です。
電話して経緯を説明して、抗弁かチャージバックの申請をしたいとストレートに伝えるのがいいのかもしれませんね。
まごまごしている私たちに、「これこれこういう制度があって、こうすると使えて交渉する期間はこれくらいだけどどうする?」って言ってくれるほど世間は優しくないようです。
ある程度調べてきたんだよ、戦いたいんだよ、協力して欲しいんだよって気持ちが上手く伝わるといいな😓
諦めずに挫けずに何度かトライしてみましょう!